タピオカこぼれ話 その3♪地方在住、高卒ニートは上場企業のOLに進化した


今回は当ブログの隠れた人気シリーズ!?(/・ω・)/でもある

”タピオカこぼれ話”の続きをお届けします♪

 

※タピオカこぼれ話とは?

Tapioca Milk Recordsの筆者がどうして台湾音楽を好きになったのか。そして、なぜブログを設立してまで台湾音楽の紹介をしようと思ったのか?というキッカケや動機、ここに至るまでの歴史をシェアするシリーズです。

 

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前回までのあらすじ

高卒ニートは自宅のPCの中で、自分なりに台湾と出会った。日本文化とともに日本人が受け入れられ、歓迎されている風景。私はその事実を「かなり主観的」に知った。

 

そして3年後。

 

リーマンショックの余波が日本中に広がっている中ではあったが、専門学校への進学を経て私は運よく上場企業のOLという立場を手に入れた。

 

実力も学歴もない私があらゆる角度から対策を打ちまくり、面接で必死に自己アピールをして、どうにか粘って最後の最後で手に入れた内定だった。本当に運が良かったと思う。

 

わかりやすい言葉でいえば「奇跡」、スマホゲームのガチャでいえば「UR(ウルトラレア)」。

 

そこで待っていたのは、ビジネス文書の作成と修正の日々であった。

 

(淡水の路地裏にて撮影)

 

タピオカこぼれ話 その3♪地方在住、高卒ニートは上場企業のOLに進化した

 

「これ、全面的にやりなおし。全くなってない。」

 

(えっまた!?さすがにツライよ~。厳しいよ~。) 

 

出張報告書のA4用紙目いっぱいに記入された指摘事項と、内容だけでなく見た目にもこだわり抜いた赤ペン指導。

 

教育係の先輩はビジネス文書にかなり厳しかった。

というより、私が社会常識にあまりにも疎かった。

たとえば、出張報告書の空白をどうにかして埋めたくて、「株式会社〇〇は〇〇県にあり、周囲にはのどかな田園風景が広がっている」って書いて、課長以下、先輩一同に「あのさ、エッセイじゃないんだから!(笑)」って突っ込まれていたから。

 

出張報告書は5回以上の書き直し指導は当たり前、また日々行われる会議や打ち合わせの議事録はしっかりと残すよう教育をしていただいた。

 

人として抱く当たり前の感情として、先輩は「俺が書いたほうが速いのに」と思っていただろう。

一方でそんなことは表に出さず、しっかりと育てて頂いた会社員としての温かさには今でも本当に感謝をしている。

 

そして、今思えばこの日々の積み重ねから、私は「人に何かを伝えること」「情報をまとめて、報告すること」を目的とした文章の作り方を吸収し、このことが当ブログの下地につながっている。

 

また新卒で入社した会社では、文書の作成だけでなく、社内外との交渉や調整、伝票処理などたくさんの業務経験を積むことができた。

加えて同僚との付き合いや家事に忙殺されて行く中、いつしかあれだけ熱中したネットゲームや、台湾掲示板のことは頭の片隅に追いやられていた。

 

しかし心の奥底には、常に「台湾」の二文字があった。

海外に行くなら絶対台湾が良い!とすら思っていた。

 

友人から海外旅行に誘われても、

「はじめての海外旅行は台湾に一人旅で行きたいと思っているから、この儀式を終えられたら一緒に行こう!」と伝えて断っていた。

 

しかし、本当に台湾現地に足を運ぶまでは更にあと5年もの間が空く。

 

どうしてそんなに時間が空いたんだろう?

行こうと思えばすぐに行けたのに。

休日だって、旅行資金だって無いわけじゃなかったのに。 

 

なんとなく導かれたとか、必然とか、理由を後付けすることは可能だろう。

しかしとにかく、ここから5年後、私は初めて日本から出て、台湾の地に降りたのだった。 

 

タピオカこぼれ話 その4♪上場企業のOLは胃潰瘍で退職をし、LCCで台湾に行った(初めての台湾旅行記)に続きます。

 

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